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タガログ語は自力で閉音節言語に発展した可能性が高い言語である/ 最近あらためて「ダヒル・サ・ヨ」を聞いて [理論言語学]

最近ナットキングコールの「ダヒル・サ・ヨ」を聞いた。

この人は実に多くの歌を唄っているのには今更ながら驚かされぬる(口語調のつもり-笑)。

'Dahil sa iyo' と綴るらしい。

英語でそのまま、'Because of you' ということらしい。

ここに閉音節言語の証拠が二つある、 一つは 'Dahil' の単語が 'l' の子音で終わっていることである。

もう一つの証拠は、日本語の助詞「の」に相当するもの(これを「前置詞」と呼ぶ) 'sa' が dahil' の後にあることである。

これは英語などの順序と同じであって、閉音節言語の顕著な特徴の一つである。

タガロク語が、米国が太平洋戦争に勝ってから英語の影響を受けたからとは考えにくい。

短期間に言語がそんなに大きく変わるともとても思えない。

また遡ってスペインが入植してスペイン語が影響を与えて開音節言語だった言語が閉音節言語に変わり始めたことはありえるのだろうか。

それほどスペイン語の影響は、絶大なものだったろうか。

自分はそうは考えない。

タガログはもっと前に自然に子音が発生し、開音節言語の特徴の一つである「助詞」がある言語から、閉音節言語の特徴である「前置詞」(sa など)が出来て「助詞」が消滅して、うしろから修飾する語順の入れ代わりが起こって、英語等の言語と同じ閉音節言語になったのではないか。

ただ違いはヨーロッパでは古代ギリシャ* でこプロセスが起こり、ヨーロッパという陸続きで文明がひしめき合うところで切磋琢磨して今の英語等が出来て来たのであり、南太平洋の島国では素朴な生活が長い間続いていたからの違いではなかろうか。

だから閉音節言語のタガログから閉音節言語への移行と、日本の国ほど苦労しないで、英語との併用がスムーズに行ったものと思われる。

日本は原発よりもずっと大きな問題を抱えた、世界一大変な国**である。

* 古代ギリシャではギリシャ語が線文字という開音節言語から今の閉音節言語の24文字のギリシャ文字に変わって、現在のヨーロッパ言語のルーツになっている。

**朝鮮半島では15世紀にできたアルファベットと同じ機能を持った27文字のハングル文字が考案されて、20世紀半ばごろからその全面使用が始まり、「助詞」のまだ残っている開音節言語から助詞のない閉音節言語へと、SOVからSVOへと50年か100年位の内に語順倒置が行われる

筈である。

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